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吉村和弘とは?
吉村和弘は、2017年全日本選手権で水谷隼に敗れたものの準優勝に輝き、2018年5月に行われたITTFワールドツアー・香港オープンではツアー初制覇を飾りました。その活躍が評価され、強化本部推薦で2019年世界選手権シングルス代表に初選出。Tリーグでもビクトリーマッチにて張本智和に2度勝利するなど、話題になりました。
日本だけでなく世界でも活躍する吉村和弘のプロフィールを見ていきましょう。
プロフィール
吉村和弘は、1996年7月28日生まれの22歳(2019年6月時点)で茨城県出身です。
父親と兄・真晴の影響で4歳の時にラケットを握り、小学校時代は父親がコーチを務める東海ジュニア卓球クラブで腕を磨きました。青森山田中学に進むも、目指したいプレースタイルとの違いから中学3年時に、兄と同じ野田学園中学に転校しました。
野田学園高校2年時の2014年には、全日本卓球選手権ジュニアの部シングルスで優勝を果たしました。高校3年時には、全国高校選抜卓球大会にて主力として青森山田高校を破り、チームを優勝に導きました。
愛知工業大学在籍時には2017年の全日本卓球選手権シングルスで準優勝し、2018年の香港オープンで優勝するなど日本から世界へとその活躍の場を広げています。
愛知工業大学を卒業した現在は、実業団・東京アートに所属。Tリーグの岡山リベッツでも活躍しています。
プレースタイル
吉村和弘の戦型は、右シェーク裏裏ドライブ型です。特徴は日本屈指とも呼び声が高いバックハンドです。前陣、中陣に関わらず強力な打球をコース良く放つことができます。
また、多彩なサーブを持ち、レシーブ時にはチキータで積極的に攻めることが多いです。
使用用具
吉村和弘の使用ラケットはVICTASの特殊素材ラケット「カルテット AFC」で、ラバーは「V>15 Extra」を使用しているようです。
世界ランキング
吉村和弘の世界ランキングは、2018年5月時点では106位だったものの、6月発表では約30人抜きで75位に。その後数字が落ちることがあったものの、2018年12月には65位、2019年5月には自己最高の36位となり、2019年6月時点では日本人9番目の49位です。
国内大会での主な戦績
2014年 | 全日本卓球選手権(ジュニアの部) | ジュニア男子シングルス優勝 |
2015年 | 全日本卓球選手権(一般の部) | 男子ダブルスベスト4(平野晃生ペア) |
2017年 | 全日本卓球選手権(一般の部) | 男子シングルス準優勝、男子ダブルス準優勝(藤村友也ペア) |
2018年 | 全日本卓球選手権(一般の部) | 男子ダブルスベスト4(藤村友也ペア) |
国際大会での主な戦績
2017年 | 中国オープン | U21シングルスベスト4 |
2017年 | スペインオープン | シングルス準優勝 |
2018年 | 香港オープン | シングルス優勝 |
まとめ
日本だけでなく世界でも活躍が期待される吉村和弘。2019年6月には結婚を発表し、公私ともに充実している吉村和弘の今後に注目です。