国内でも、国外でも数々の好成績を残してきた吉田雅己を紹介します。
プロフィール、プレースタイル、使用用具などの基本的な情報から、世界ランキングを上げる要因ともなっている国際大会での戦績にも触れます。
ジュニア期から現在まで数多くの活躍をしている吉田雅己。まだまだ活躍が期待されます。
そんな吉田雅己のプロフィールを見ていきましょう。
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吉田雅己とは?
2019年に行われた2019年世界選手権日本代表選手最終選考会のシングルスで準優勝に終わり、惜しくも世界選手権の切符を逃していましたが、今までの実績は多く、卓球界からは「侍」と呼ばれ、国内外の大会だけでなく、海外リーグでもで活躍してきた選手です。
他にも数々の大会で優勝を飾っている吉田雅己のプロフィールを見ていきましょう。
プロフィール
吉田雅己は1994年9月30日生まれの24歳(2019年7月時点)で、北海道札幌市出身。
父はインターハイベスト16、母は実業団の選手、上の2人の兄も卓球経験者という卓球一家に生まれ、6歳から自宅横の卓球場で卓球を始めました。
小学生の時から全日本選手権のバンビ、カブ、カデットの部で多くの好成績を残しました。
卓球の名門である青森山田中学、高校に進学すると、全国中学校大会ではシングルス優勝、インターハイでもシングルス優勝など頭角を現しました。
その後愛知工業大学に進学すると、ITTFワールドツアーU21の部で多くの好成績を残し、2016年の全日本選手権で水谷隼をペアを組み、ダブルス優勝を果たしました。
大学卒業後は実業団の協和発酵キリンに所属、その後日本人初挑戦となるインドリーグへ参戦し、チームの優勝に貢献し、技術や「勝負師としての感」を磨き上げていきました。
2019年からは岡山リベッツに所属し、Tリーグに参戦しています。
プレースタイル
吉田雅己の戦型は右シェーク攻撃型で、前陣でのプレーを主とし、両ハンドでの速い攻めが武器。サービス、台上技術も得意で、3、4球目で一気に相手をたたみかけるようなスタイルです。
また、吉田の代名詞であるハラキリサーブはYGサーブと似ていますが、吉田特有であるこのサーブは、吉田自身も初見だと8~9割はとれないと自負する破壊力を持ったサーブです。
使用用具
吉田雅己のラケットはバタフライの「インナーフォースレイヤーZLC」、ラバーはフォア面が「テナジー05」、バック面が「テナジー80」を使用しているそうです。
世界ランキング
吉田雅己の世界ランキングは2019年7月時点で111位。2017年2月には72位だったものの、翌月の2017年3月には42位と大幅にランキングを上げ、そのままの勢いで2017年8月には自己最高位である18位にまで上がりました。
国内大会での主な戦績
2012年
全日本選手権 U21男子シングルス準優勝
2014年
全日本選手権 男子シングルス6位
2015年
全日本選手権 男子シングルス8位
男子ダブルス(加藤由行ペア)
2016年
全日本選手権 男子ダブルス優勝(水谷隼ペア)
2017年
全日本選手権 男子ダブルス3位(水谷隼ペア)
2018年
全日本選手権 男子ダブルス2位 (上田仁ペア)
国際大会での主な戦績
2013年
ITTFワールドツアーチェコオープン U21男子優勝
ITTFワールドツアージャパンオープン萩村杯 U21男子3位
2014年
ITTFワールドツアースウェーデンオープン U21男子優勝
ITTFワールドツアーチェコオープン U21男子ベスト4
ITTFワールドツアークロアチアオープン 男子シングルス準優勝
U21男子ベスト4
2015年
ITTFワールドツアージャパンオープン萩村杯 U21男子準優勝
ITTFワールドツアー韓国オープン ダブルス3位(水谷隼ペア)
U21優勝
ITTFワールドツアーグランドファイナル U21男子ベスト4
まとめ
最近は以前に比べ、世界ランキングが低くなってしまっていたり、国際大会の優勝からも遠ざかっていますが、まだ24歳と若い吉田雅己。まだまだこれからの活躍に期待です。