
卓球選手紹介 鈴木李茄の使用用具・大会成績・プロフィール
2017.08.07
トップおとめピンポンズで同じ時間を過ごすした、森田彩音のインタビュー
>>「卓球辞めようと思った」挫折から大学女王へ 劇的飛躍の4年間<森田彩音>
>>「小さくても勝てる」の証明へ 身長147cm“卓球界の小さな巨人”が挑む道<梅村優香>
日立化成に所属し、世界ランキング過去最高129位の鈴木李茄を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的情報から、国内外の大会での実績についてもふれます。
国内外で安定的に上位にくい込んで来ることができ、世界トップランカーへ向け成長を続ける24歳。そんな鈴木李茄のプロフィールを見ていきましょう。
鈴木李茄とは?
鈴木李茄は平成27年に行われた全日本選手権混合ダブルス3位やインターハイ、全日本学生卓球選手権で優勝しています。強敵ひしめく日本女子卓球界の中でも上記の実績が評価されトップクラスの選手と位置づけられています。
プロフィール
鈴木李茄は1994年11月08日生まれの25歳(2020年4月現在)。静岡県出身です。
幼少期より卓球に励んできた鈴木李茄。幼い頃からその才能は目を開き、日本国内での大会で数々の優勝を果たしてきました。
石川佳純や伊藤美誠、早田ひな、平野美宇など多くのタレント選手がいる為、日本女子卓球界は現在強敵犇めく群雄割拠と呼ばれる程戦国の世を呈しています。
確かに鈴木李茄は世間一般のスポーツファンからするとメディア出演が少なく、顔馴染みの薄い選手です。
しかし、卓球ファンからすると94年世代では圧倒的実績を大学までに残してきた鈴木李茄を知らない人は少なくないでしょう。
横回転のサーブの対応が苦手でそれが顕著に表れた試合は、2018年10月28日に行われた卓球Tリーグ:TOP名古屋VS日本ペイントマレッツとの試合でした。松平健太の妹である松平志穂との一戦で鈴木李茄は松平志穂の得意とするしゃがみ込みサーブのレシーブに苦戦する試合展開となってしまいました。
普段物静かな表情でプレーする鈴木李茄だが、この日は相手の松平志穂の気迫に押されたのも敗因の1つでした。今後は横回転のサーブ対応とメンタル面での強化次第で更に飛躍するでしょう。
プレースタイル
鈴木李茄の1番の見どころはやはりバックドライブ。左シェイクドライブ型の戦術を駆使し、安定したキレの両ハンドドライブが得意です。台からはあまり離れず、前中陣から自ら仕掛けていくことが多いため、速攻で得点を重ねていきます。
近年成長したのはブロッキング。相手に合わせた配球で自分の得意な形を演出し、最後は改良型の浅い角度での打点の早いチキータで相手を翻弄します。
基本に美しいフォームが特徴的で主に左だが、右でも違和感なくプレー出来ます。回転数の多いショートサーブで相手を崩し、スピードドライブで鋭くカウンターを繰り出します。
使用用具
鈴木李茄の使用ラケットはインナーフォースレイヤーALCを使っているようです。ラバーはテナジーを超えるラバーでディグニクス05。
上級者向けラバーで粒形状はテナジーと同じで回転に特化した形状だが、違いはスプリングスポンジXに変わり、トップシートの摩擦耐久力がアップしました。
世界ランキング
鈴木李茄の最高世界ランキングは129位(2017年11月)です。国内での成績は文句の付けようが有りませんが、世界大会となるといま一つという所です。現在2020年3月では、世界ランキングに載っていません。
国内大会での主な戦績
2015年 | 全日本大学総合卓球選手権大会 | 女子シングルス優勝 女子ダブルス優勝 |
2016年 | 全日本選手権大会 | 混合ダブルス 3位 |
2017年 | 全日本社会人選手権大会 | 準優勝 |
まとめ
幼少期より同世代ではトップをひた走ってきた鈴木李茄。日本人らしい基本に忠実で型にはめた美しいフォームから繰り出される両ハンドでのバックドライブは目に光るものがあります。素晴らしい才能を持っているからこそ日本国内のみならず、世界大会での実績を挙げることにより日本を背負う選手へと変貌を遂げて欲しいものです。今後の鈴木李茄の活躍に期待したいです。