国際大会で数々の優勝を果たし、世界ランキングを着々と上げている芝田沙季を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、世界ランキングを上げる要因ともなっている国際大会での戦績についても触れます。
国際大会を転戦し、急成長を見せ続けている芝田沙季。まだまだその実力は計り知れません。今回は、そんな芝田沙季のプロフィールを見ていきましょう。
芝田沙季とは?
芝田沙季は、2018年の6月に行われたITTFワールドツアープラチナ中国オープンの決勝トーナメント2回戦で、当時世界ランキング2位の朱雨玲(中国)に金星を挙げ、その後準決勝で丁寧(中国)に敗れるも、ベスト4に輝き話題になりました。
他にも数々の大会で優勝を飾っている芝田沙季のプロフィールを見ていきましょう。
プロフィール
芝田沙季は、1997年8月25日生まれの21歳(2019年4月時点)。千葉県出身で、日本人選手の中でも徐々に頭角を現している選手です。
2019年4月に発表された女子ナショナルチーム(NT)選手にも、世界選手権代表5名の選手(石川佳純・伊藤美誠・平野美宇・佐藤瞳・加藤美優)に加えて選出されました。
ラケットを初めて握ったのは6歳の頃。小学生時代は、地元・千葉県旭市内の卓球クラブで練習していましたが、小学6年生で親元を離れ千葉県の強豪クラブ・千城クラブへと拠点を移して下宿生活を始めました。
高校は、石川佳純(全農)を輩出した名門校・四天王寺高等学校に進学。卒業後、現在の所属先であるミキハウスに入社しました。
ミキハウス入社後に数々のワールドツアーなどの国際大会で好成績を残し、ここ数年で急成長を見せています。
プレースタイル
芝田沙季の戦型は、右シェーク裏裏ドライブ型で基本に忠実なスタイルと言えます。前陣でも両ハンド振ることができますが、強靭な足腰でフットワークも備えており、中陣からの引き合いなど男子選手のようなプレーも見られます。
サービスは基本巻き込みサービスを使い、その強靭な体幹から繰り出される強力なフォアドライブが決め球となっています。
また、ミキハウスのチームメイトにカットマンの佐藤瞳・橋本帆乃香がいることもあり、カットマンとの相性が良いと言われています。
使用用具
芝田沙季の使用ラケットは紅双喜の7枚合板ラケットの「キョウヒョウ 龍 5」で、ラバーは「キョウヒョウNEO3」という粘着ラバーを貼っているようです。
世界ランキング
芝田沙季の世界ランキングは2016年8月時点では132位だったものの、9月発表では約50人抜きで75位に。2018年5月時点では24位になり、それから10月に一度順位を落とすも着々とランクを上げ、2019年5月時点では自己最高位の13位です。
国内大会での主な戦績
2013年 | インターハイ | 団体優勝 |
2014年 | インターハイ | 団体優勝 |
2015年 | 全日本卓球選手権(ジュニアの部) | 女子シングルスベスト8 |
インターハイ | 団体優勝 | |
2019年 | 全日本卓球選手権(一般の部) | 女子シングルスベスト8、女子ダブルス準優勝 |
国際大会での主な戦績
2017年 | ベラルーシオープン | U21女子シングルス優勝 |
タイオープン | U21女子シングルス優勝 | |
オーストラリアオープン | U21女子シングルス優勝 | |
ベルギーオープン | 女子シングルス優勝 | |
スペインオープン | 女子シングルスベスト4 | |
2018年 | ドイツオープン | U21女子シングルス優勝 |
スペインオープン | 女子シングルス優勝 | |
クロアチアオープン | 女子シングルス優勝 | |
中国オープン | 女子シングルスベスト4 | |
チェコオープン | 女子シングルスベスト4 | |
ベルギーオープン | 女子シングルス優勝 | |
ベラルーシオープン | 女子シングルス優勝、ダブルス優勝(大藤沙月ペア) | |
2019年 | オマーンオープン | 女子ダブルス優勝(大藤沙月ペア) |
まとめ
国際大会を中心に数々の優勝を収め、世界ランキングを今もなお更新し続けている芝田沙季。まだまだ伸び代がある彼女の活躍が今後も期待されます。