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宇田幸矢とは
宇田幸矢は、2009年の全日本選手権・バンビの部優勝、2011年の全日本・カブの部優勝と小学生時から同世代の中でも頭角を表していました。世界の舞台でも、2017年の世界ジュニア大会では団体準優勝、ダブルス3位に輝き、翌年にはシングルスで準優勝を飾っており、日本のジュニア卓球界を引っ張ってきました。
2020年1月に行われた全日本卓球選手権では、張本智和を下し、令和初の全日本王者に輝き、今後の日本卓球界を引っ張っていくことが期待されています。
小学校時代から好成績を残し続け、国内チャンピオンの栄冠をつかんだ宇田幸矢のプロフィールを見ていきましょう。
プロフィール
宇田幸矢は2001年8月6日生まれの17歳(2019年6月時点)で東京都出身です。小学生の頃からバンビの部、カブの部優勝と同世代の中でも際立った成績を残してきました。
2014年4月から7期生としてエリートアカデミーに所属し、所属後は2015年に全国中学校卓球大会で優勝するなど卓球界でその名を轟かせていました。
2018年、2019年と全日本卓球選手権(ジュニアの部)では優勝を逃してしまいましたが、2020年の全日本選手権ではシニアの部で見事に優勝を飾り、一躍時の人となりました。
また、2019‐2020シーズンのTリーグに木下マイスター東京の選手として参戦しており、Tリーグでも活躍してます。
>>史上最年少王者の張本 Vの秘訣は「大人の卓球」への進化<グランドファイナル2018>
プレースタイル
宇田幸矢の戦型は、左シェーク裏裏です。コンパクトですが威力のあるバックハンドを中心に高速卓球をします。前陣でプレーすることが多く、カウンタープレーやテンポの速いラリーが得意です。
回転量の多い投げ上げサーブから、フォアで攻めていく形が多いです。レシーブはチキータを多用します。
使用用具
宇田幸矢の使用ラケットはバタフライの特殊素材の特注ラケット(ZLカーボンシェーク/インナーファイバー仕様)で、ラバーはフォア面に「ディグニクス05」、バック面に「ディグニクス80」を使用しているようです。
世界ランキング
宇田幸矢の世界ランキングは、2018年10月時点では108位だったものの、11月に90位となり、2019年5月には75位となりました。2020年1月時点では54位となっており、今後さらに上昇することが期待されています。
国内大会での主な戦績
2009年 | 全日本卓球選手権(バンビの部) | 男子シングルス優勝 |
2011年 | 全日本卓球選手権(カブの部) | 男子シングルス優勝 |
2013年 | 全日本卓球選手権(カデットの部) | 男子14歳以下シングルス準優勝 |
2018年 | 全日本卓球選手権(一般の部) | 男子ダブルスベスト4(張本智和ペア) |
全日本卓球選手権(ジュニアの部) | 男子シングルス準優勝 | |
2019年 | 全日本卓球選手権(ジュニアの部) | 男子シングルス準優勝 |
2020年 | 全日本卓球選手権(一般の部) | 男子シングルス優勝 |
国際大会での主な戦績
2017年 | ベルギーオープン | シングルスベスト4 |
世界ジュニア卓球選手権 | 団体準優勝、ダブルスベスト4(田中佑汰ペア) | |
2018年 | スウェーデンオープン | U21シングルスベスト4 |
世界ジュニア卓球選手権 | 団体準優勝、シングルス準優勝 | |
2019年 | ポルトガルオープン | ダブルス準優勝(戸上隼輔ペア) |
クロアチアオープン | ダブルス優勝(戸上隼輔ペア) |
まとめ
小学生の頃から日本卓球界に名を轟かせてきた宇田幸矢。全日本選手権を優勝し、世界での活躍が期待される宇田幸矢の今後に注目です。