卓球の試合をする上で、私たちのプレーを大きく左右する卓球ボール。これまでに大きさや色など、多くの変化を遂げてきました。最近では、2014年にボールの材質がセルロイドからプラスチックに変更されています。プラスチックボールに変更後は、メーカーにより打球感が異なったりと私たちのプレーに大きな影響を与えるようになってきました。そこで今回は、メーカーごとのボールを紹介していきます。
>>セルロイドからプラスチックへ。プラスチックボールの特徴とは?
このページの目次
スリースターボールA40+(バタフライ)
ボールの特徴
バタフライのボールは、これまで多くの国際大会で使用されてきました。今回紹介するボールも2019年の世界卓球選手権やTリーグ(男子)でも使用されています。厳しい品質管理の下で製造されており、従来の製品よりも真円度が高く耐久性に優れているため、安心して使える高品質のプラスチックボールと紹介されています。実際にこのボールを使用したユーザーからは、「他のメーカーのものに比べて弾みが弱く感じる」や「打球感が独特」といった感想が述べられています。弾みの弱さと独特な打球感がこのボールの特徴と言えます。
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プラ3スタープレミアム(ニッタク)
ボールの特徴
ニッタクのボールは、これまで多くの国際大会で使用されてきました。今回紹介するボールも2017年の世界卓球選手権や2019年の全日本卓球選手権でも使用されています。ニッタクHPでは、“唯一の日本国産(Made in Japan)プラスチック製40ミリ公式公認球”として紹介されています。ニッタクのボールは「サーブが切りにくい」や「回転がかけにくくスピードが出しやすい」と評されることがあります。また、下回転のボールに対して台上で止まると感じる人もいるようです。回転の影響を受けにくいことがこのボールの特徴と言えます。
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プラ3スターボールAB40+(ヤサカ)
ボールの特徴
ヤサカHPでは、耐久性に優れた高品質な3スターボールと紹介されています。3個入りの価格が750円と他のメーカーに比べて安く設定されているのもこのボールの魅力の一つです。他のメーカーに比べて球色が白っぽく見えることも特徴の一つと言えます。
ABS 3スター Double Fish V40+(JUIC)
ボールの特徴
あまりボールのイメージの無いJUICですが、日本卓球協会公認の3スターボールが発売されています。このボールは2018-2019ワールドチームカップ大会で使用されたものになります。
CP40+3スターボール(TSP)
ボールの特徴
今回紹介するボールは、LION ITTF・ATTUアジアカップ横浜2019で使用されました。同大会で男子シングルス3位入賞した丹羽孝希選手(スヴェンソン)は、「回転量もスピードにも満足していて、とても好印象です」とコメントを寄せています。世界トップクラスの選手も認める品質になっています。TSPのボールは、関西で使用されることが多い傾向があるようです。TSPのボールは回転がかけやすく、プラスチックボールの中でもセルロイドに近い打球感で使用できるようで、これがこのボールの特徴と言えます。
DHSプラ3スター(紅双喜)
ボールの特徴
中国・紅双喜社製の国際卓球連盟公認球になります。多くのワールドツアーで使用されています。2018年に開催されたT2でも紅双喜社製のボールが使用されました。このボールの特徴は、プラスチックボールの中でも回転がかけやすく品質が安定していることです。