各国大陸予選を勝ち抜いた20人しか参加することができないワールドカップ。世界ランキングのポイントが五輪、世界選手権に次いで高く、五輪選考のため世界ランキングが重要な日本選手にとっては、大きな鍵を握る大会となる。今回は、歴代優勝者を振り返り一覧にまとめた。
男子の部
写真:2015年大会で4位になった水谷隼(写真は2015年大会時)/提供:ittfworld
男子では、これまで開催された39回中24回中国選手が優勝している。中国選手以外では、ティモ・ボル(ドイツ)やブラディミル・サムソノフ(ベラルーシ)が複数回優勝するなど、欧州選手の活躍が目立っている。
これまでの日本選手の最高成績は、斎藤清氏と水谷隼(木下グループ)が記録した4位。国際大会で多くのメダルを獲得してきている日本男子だが、このワールドカップではメダル獲得に届いていない。
女子の部
写真:2016年大会で日本人初となる優勝を果たした平野美宇(写真は2016年大会時)/提供:ittfworld
女子シングルスが始まった1996年大会以降、中国選手が参加しなかった2016年大会以外では中国選手が優勝している。
日本選手では、2016年大会で平野美宇(日本生命)が優勝をしている。男女通して日本人初となる快挙となった。他にも石川佳純(全農)が2014年大会で3位、2015年大会で2位、福原愛さんが2005年大会で3位と多くのメダルを獲得している。
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歴代優勝一覧
開催年 | 男子 | 女子 |
1980年 | 郭躍華(中国) | ― |
1981年 | クランパ(ハンガリー) | ― |
1982年 | 郭躍華(中国) | ― |
1983年 | アペルグレン(スウェーデン) | ― |
1984年 | 江加良(中国) | ― |
1985年 | 陳新華(中国) | ― |
1986年 | 陳龍燦(中国) | ― |
1987年 | 滕義(中国) | ― |
1988年 | グルッバ(ポーランド) | ― |
1989年 | 馬文革(中国) | ― |
1990年 | ワルドナー(スウェーデン) | ― |
1991年 | パーソン(スウェーデン) | ― |
1992年 | 馬文革(中国) | ― |
1993年 | プリモラッツ(クロアチア) | ― |
1994年 | ガシアン(フランス) | ― |
1995年 | 孔令輝(中国) | ― |
1996年 | 劉国梁(中国) | 鄧亜萍(中国) |
1997年 | プリモラッツ(クロアチア) | 王楠(中国) |
1998年 | ロスコフ(ドイツ) | 王楠(中国) |
1999年 | サムソノフ(ベラルーシ) | ― |
2000年 | 馬琳(中国) | 李菊(中国) |
2001年 | サムソノフ(ベラルーシ) | 張怡寧(中国) |
2002年 | ボル(ドイツ) | 張怡寧(中国) |
2003年 | 馬琳(中国) | 王楠(中国) |
2004年 | 馬琳(中国) | 張怡寧(中国) |
2005年 | ボル(ドイツ) | 張怡寧(中国) |
2006年 | 馬琳(中国) | 郭焱(中国) |
2007年 | 王皓(中国) | 王楠(中国) |
2008年 | 王皓(中国) | 李暁霞(中国) |
2009年 | サムソノフ(ベラルーシ) | 劉詩雯(中国) |
2010年 | 王皓(中国) | 郭焱(中国) |
2011年 | 張継科(中国) | 丁寧(中国) |
2012年 | 馬龍(中国) | 劉詩雯(中国) |
2013年 | 許昕(中国) | 劉詩雯(中国) |
2014年 | 張継科(中国) | 丁寧(中国) |
2015年 | 馬龍(中国) | 劉詩雯(中国) |
2016年 | 樊振東(中国) | 平野美宇(日本) |
2017年 | オフチャロフ(ドイツ) | 朱雨玲(中国) |
2018年 | 樊振東(中国) | 丁寧(中国) |